山形の老舗和菓子店の進化系どら焼き!仙台市泉区「榮玉堂カフェ」

わが家の子どもたちは近ごろ、ドラえもんにハマっています。

お風呂ではドラえもんの「絵かき歌」で、くもった鏡にドラえもんを描く子どもたち。

私も、子どもの宿題チェック連絡カードに、親のサインとして毎日ドラえもんの絵を描いています。

ドラえもんの影響で、子どもたちはどら焼きが大好きになりました。

どら焼きというと、少し地味なイメージを持っている人もいるかもしれませんが、今回は、そのイメージをくつがえす、山形の老舗和菓子店が仙台市泉区に構えたおしゃれなお店、「榮玉堂カフェ(EIGYOKUDO CAFE)」をご紹介します。

豊富などら焼きメニュー

こちらのお店のどら焼きは「スタンダードなあん」の他に洋風なものがたくさんあります。
また、季節限定のどら焼きもあり、季節感を楽しむことができます。

洗練されたお店の外観

土曜日の午後、子どもたちを連れて訪れましたが、ショーケースはほとんど空。
人気店とは聞いていましたが、スタッフの方に伺うと「この時間にはなくなってしまうんです…」とのこと。

「開店直後(朝)であればたくさんあります。」というので、ショーケースにいっぱい並んだどら焼きの写真はあきらめることに。

その日は「いちごマスカルポーネ」を購入して帰りました。
半分に切ってみると、生地の間にたっぷりクリームが入っています。ニヤニヤしてしまいますね。

食べてみると、いちごのツブツブが感じられるのと同時に、マスカルポーネチーズの濃厚な風味が口いっぱいに広がります。

あー、もっと食べたかった……

翌朝、リベンジすることを心に誓いました。

どら焼き満タンのショーケースに出会えるか!?

朝は9時から販売開始とのことで、9時過ぎに訪れました。
日曜日だからなのか?詳細は不明ですが、9時半にはお客さんが並び始めました。
予約で取り置きしている人も多数いて、並んでいる人のことは気にせずにお店に入り、受け取って帰っていきます。

たくさん並んだどら焼きの写真を撮影する予定でしたが、ショーケースには、いくら待ってもたくさん並ぶことはありませんでした。
作っても作っても、並ぶ間もなく次々に売れてしまうのです。
どら焼き満タンのショーケース写真をカメラにおさめることはできませんでした。

リベンジの日曜日、購入したのは、7種のどら焼きです。
それぞれが一つひとつ丁寧に個包装されていて、見た目からして上品ですね。

美しい袋に包装された上品などら焼きたち

今回は、たくさん買いました!

封を開けるとふわっと甘く香ばしい香りが広がります。生地はしっとり、クリームはたっぷり。

一部ですが、半分に切った中身をお見せします!

  • 生クリーム・ティラミス ・宇治茶

中央のティラミスの厚みを見てください!
ティラミスは、コーヒーのほろ苦さとチーズとのハーモニーがたまらない、濃厚なお味でした。

生クリームは、あんとクリームがしっかり混ざっていて、口に含んだ直後から芳醇な味わいです。

宇治茶は、クリームとあんがそれぞれ別々に味を主張し、ほろ苦さと甘さが混在しています。

  • カマンベールクリーム ・キャラメル&クルミ

カマンベールクリームは、塩気と甘みが絶妙なハーモニーで食べた途端に口の中いっぱいにリッチな風味が広がります。
キャラメル&クルミは、キャラメルのほろ苦さと砂糖とクルミのジャリジャリとカリカリする食感がたまりません。

どれを食べても口の中いっぱいに幸せが広がります。
甘さ控えめで、コーヒーにもぴったりな“大人のどら焼き”といった味わいでした。

定番の「スタンダードなあん」も外せません。子どもたちには一番食べやすいお味でした。

口に含むと、生地のもちもち感と上品な甘さのあんが絶妙にマッチ。ほんのり塩気も感じます。

ベースのクオリティが高いからこそ、変わり種も引き立つという印象を強く受けました。

原材料を確認したところ、素材にこだわり、余計な添加物を一切使っていないことに感銘を受けました。
そのことを店で大々的に謳うのではなく、「分かる人に分かればいい」という職人のこだわりもとてもステキに感じました。

ステキなカフェスペース

店内は白と木目を基調とした、洗練されつつも落ち着いた空間でした。天窓から空も覗くことができ、開放的です。

カウンターにはコーヒーマシンが並び、和菓子とコーヒーという意外な組み合わせが自然に溶け込んでいます。

カフェスペースではどら焼きだけではなく、ソフトクリームなどをいただけるのもうれしいですね。
ちなみに、土曜の午後に行った時は満席で、とてもおいしいコーヒーの匂いが漂っていました。

和菓子の伝統に、洋のエッセンスを加えたどら焼きたち。
見た目はかわいらしく、味は本格派。

そしてなにより、どれを食べても驚きと感動がありました。

榮玉堂カフェのどら焼きは、手土産にもぴったり。

人気商品は午前中で売り切れてしまうこともあるため、なるべく早めの来店がおすすめです。
予約や取り置きも可能とのことなので、気になる方は事前に問い合わせてみてください。

榮玉堂(えいぎょくどう)
住所:宮城県仙台市泉区高森1丁目1-189 高森ショッピングプラザ南館
アクセス(公共交通機関):泉中央駅から宮城交通バスで約15分「高森ショッピングプラザ」降車 徒歩2分。
アクセス(自家用車)   :泉インターチェンジから車で約10分
駐車場 :あり
電話番号:022-725-7020
営業時間:販売 9:00-18:00
カフェ 10:00-17:00 ラストオーダー:16:30
定休日:月曜日、火曜日

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。