宮城県富谷市では、毎年夏の恒例イベントとして「富谷ブルーベリースイーツフェア」が開催され、多くのスイーツファンを魅了しています。
このフェアは、地元の農家が大切に育てた富谷産ブルーベリーを使い、市内12の人気飲食店が趣向を凝らした限定商品を提供する、まさに“旬のおいしさ”が集まる一大イベントです。
富谷市のブルーベリー栽培は1983年、水田の転作作物として始まりました。農薬不使用・化学肥料節減というこだわりの農法で育てられたブルーベリーは、今や市の特産品として広く知られ、宮城県の認証も受けています。
期間中はスイーツの購入や摘み取り体験でスタンプを集めて応募できる「スタンプラリー」も実施。参加店舗をめぐる楽しみとともに、地域全体がブルーベリー一色に染まるこのフェアは、地産地消の魅力を体感できる絶好の機会です。
地元愛が詰まった一杯!mamemaru+(マメマルプラス)の「とろけるブルーベリータホ」


富谷市のブルーベリースイーツフェアに参加している店舗の中でも、ひときわ目を引くのが「mamemaru+」です。
豆乳や大豆を使った体に優しいメニューで知られる同店では、フェア限定の「とろけるブルーベリータホ」が登場。富谷産ブルーベリーの鮮やかな色合いと、豆乳のなめらかな風味が調和した新感覚のスイーツです。

「タホ」とは、フィリピン発祥のスイーツで、甘いシロップと豆乳プリンのような食感が特徴。mamemaru+の「とろけるブルーベリータホ」は、ブルーベリーピュレ、ジュレ、ソースに豆乳ソフトクリームを重ね、食感と味わいの層が重なるよう工夫されています。特に、果実感のあるブルーベリーのソースと、やさしい甘さの豆乳ソフトのバランスが絶妙です。
店内にイートインスペースはなく、私は近くの休憩どころでいただきました。木のテーブルに置いたカップスイーツは見た目もかわいらしく、SNSでも注目を集めているのも納得の一品。暑い日にぴったりの、身体にやさしい涼やかなスイーツでした。
健康志向の方や甘さ控えめのスイーツを好む方には特におすすめ。富谷の旬を味わえる「とろけるブルーベリータホ」は、ブルーベリースイーツフェアのなかでもひときわ個性が光る逸品です。
ほかにも注目!&とみやジェラートの「ブルーベリーminiパフェ」

mamemaru+のお隣に店舗を構える「&とみやジェラート」でも、ブルーベリースイーツフェア限定のメニューが登場しています。それが「ブルーベリーminiパフェ」(税込650円)です。

店頭の手書き看板によると、こちらのパフェには旬の富谷産ブルーベリーが贅沢に使用されており、見た目も華やか。
実際にいただいたところ、ブルーベリーのジェラートは甘さ控えめで果実の酸味がしっかりと感じられ、チョコソースやホイップクリームとの相性も抜群でした。さらに生のブルーベリーやブラウニーもトッピングされており、見た目の楽しさと食感の変化がうれしい一品でした。

こちらもイートインスペースはありませんが、mamemaru+と同様に近くの休憩どころで気軽に味わうことができます。
2店舗が隣接しているため、どちらのパフェを選ぶか迷うのもフェアの楽しみのひとつ。思い切って“はしごスイーツ”するのもおすすめです。
「おうちスイーツ」にもぴったり!お菓子のアトリエ・ムーの華やかなブルーベリースイーツ

今回、最後に立ち寄ったのは住宅街にひっそりと佇む「お菓子のアトリエ・ムー」。店構えはシンプルながらも、おしゃれで温かみのある雰囲気が魅力です。
ショーケースには、目を奪われるほど美しいブルーベリースイーツがずらり。今回は2種類のケーキをテイクアウトし、自宅でゆっくりと味わってみました。

まず印象的だったのは、真っ白なムースにブルーベリーソースと生の実をたっぷりとあしらったカップデザート。ソースの濃厚さとムースのふんわり感が絶妙で、見た目にも涼しげです。

続いて、ラズベリーとブルーベリーが山のように盛られたタルトは、甘酸っぱさと香ばしいタルト生地のハーモニーが絶品。さらに、メレンゲが印象的なケーキは、サクッとした食感とジューシーなブルーベリーが組み合わさった、手の込んだ逸品でした。
どのスイーツも、ブルーベリーの味わいを最大限に活かしながら、丁寧に作られているのが伝わってきます。持ち帰って味わうことで、自宅でもフェアの余韻にひたることができました。
富谷産ブルーベリーの魅力と、スイーツフェアの楽しみ方

(引用元)富谷市ホームページ:https://www.tomiya-city.miyagi.jp
富谷市では、1983年から水田の転作作物としてブルーベリーの栽培が始まりました。農薬を使わず、化学肥料も抑えた栽培方法で育てられた富谷産ブルーベリーは、宮城県からも認証される安全・安心の果実です。甘みと酸味のバランスがよく、スイーツに使うとそのおいしさが一層引き立ちます。
そんな地元のブルーベリーをもっと多くの人に味わってもらおうと始まった「とみやブルーベリースイーツフェア」は、今では市内の人気イベントのひとつに。店舗ごとの個性が光るスイーツは、どれも期間限定で、この時期ならではの味わいが楽しめます。
また、フェア期間中はスタンプラリーも実施されており、3店舗以上巡ると素敵なプレゼントに応募できるのも魅力のひとつ。1店舗ごとに違う表情のブルーベリースイーツに出会えるので、「食べ比べ」や「はしごスイーツ」もおすすめです。
暑い夏にぴったりの爽やかな味わいと、地元の愛情がたっぷり詰まったスイーツたち。今年の夏は、富谷のブルーベリースイーツフェアで、旬の味と地域の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。
mamemaru+
住所:宮城県富谷市富谷新町111-1とみやど内
アクセス:仙台市営地下鉄南北線泉中央駅から仙台市営バスで約15分
TEL:080-4515-2110
営業時間:11:00-17:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業、翌日店休日)






















