我が街、憩いのスポット「七北田公園」を紹介します。
この公園は、仙台地下鉄南北線泉中央駅から歩いて約5分。ユアテックスタジアムを含み、園内には体育館や野球場、テニスコートなどの施設を備えた市が管理する都市公園です。
七北田川に接しており、かつての河川敷の部分は低い部分に池や噴水があり、ユアテックスタジアムへの入り口も設けられています。(氾濫した場合には被害が最小となる園内配置とされています)

四季を通じて、花々も丁寧に植え込まれていて、来園者の目を楽しませてくれます。

公園の入り口には、ベンチとそこに座って楽器を奏でるオブジェがあり、そのそばに座ってご飯を食べたり、一緒に写真を取る人もいます。(少し陽気な雰囲気になるかもしれません…)

合計180台が駐車可能な駐車場も完備
公園は駅から近いのですが、駐車場ももちろん完備されています。

入り口の手前に左右で2か所、普通・軽自動車合わせて合計180台が駐車可能で、入庫可能時間は、6:00~21:30までとなっています。

最初の3時間まで1時間:100円、それ以降は1時間につき150円です。
(休日は混みあいますので、車で行く場合は、早い時間に行くのがおすすめです)
四季折々のさまざまなイベントも開催
入り口には案内図とイベントの掲示板や体育館の利用予定表などが掲示されています。

春は園内の色とりどりの花見、夏は花火があがり、秋と冬はそれぞれに合ったイルミネーションが設置され、夜はロマンチックで幻想的な雰囲気が味わえます。

四季を通じて、草木の彩りと共にさまざまなイベントでも来園者を楽しませてくれます。
スポーツ施設も完備 災害時には避難所にも
ユアテックスタジアムは、普段はサッカー等のイベントをおこなう場所ですが、災害時の避難場所としても活用します。河川氾濫時にはすぐ避難できるように、通路は解放されています。

植物の展示やイベントが開催される都市緑化ホール

園内に入ると、すぐ左側に管理事務所があります。園内に関するさまざまな情報は、ここで確認できます。

管理事務所前には、市民のための小展示スペースが設けられています。
管理事務所は、都市緑化ホールと併設されていて、都市緑化ホールは、市民の庭造りなどの相談にも応じています。
都市緑化ホールでは、いろいろな植物の展示やイベントが開催されています。

【都市緑化ホール内ベンチ】

【都市緑化ホール内展示植物】


都市緑化ホールの中には、軽食レストランも備えており、チーズインハンバーグやふわふわ玉子のハッシュドビーフが人気です。

体育館施設は、バスケットボールやバトミントン、卓球などに利用されていて、研修室では、バレエ、ハワイアン教室などが開催されています。

体育館のすぐ横に50mトラックもあり、幼い子どもたちはかけっこ競争、小・中学生は陸上のトレーニングに利用しています。
自然あふれる園内

園内には、泉区の自然の恵みである泉ヶ岳や七北田川をイメージさせる小高い丘「湧水山」があります。山の上から水が流れると滝のように見える演出で、夏は特に涼しさが醸し出されます。(階段を登ると裏側にも階段があり、ちょっとした山登り気分です)

「湧水山」から流れ出た水が「泉ヶ池」までたどり着く途中に、「カムリの池」があります。心和ませる「カムリの池」は、水辺の景観を魅力的に表現している場所の一つで、天気のいい日は備え付けのベンチで、水辺を見ながらまどろむ人々もいます。
(たまに、マガモも日向ぼっこをしており、人間とマガモの良い調和が時にほっこり。)

広々とした芝生広場でのんびり過ごせる

中央の広い芝生では、平日は比較的ゆっくりした、穏やかな時間を過ごせます。
休日の天気のいい日には、テントを張って過ごす人たちもたくさんいて、そのそばでバトミントンをやったり、ボール遊びをしたり、大人も子どもも大はしゃぎでにぎやかです。

大型遊具も設置してあり、小さい子どもたちは、平日・休日問わず、大人に見守られながら、ちょっとした探検心を刺激し、楽しんでいます。

ウォーキングコースとしても人気で、老若男女が真剣に体力づくりに励んでいます。

四季の木々を眺めながら、ウォーキングを楽しめるのも、心が和む理由の一つです。

園内にはカフェも併設

園内には、ちょっと一息入れるカフェスペースがあり、ちょっと体を温めたいときや屋外でのカフェを楽しみたいときには、最適です。

メニューは豊富ですが、ダーク抹茶ラテやほうじ茶ラテもおすすめです。
自然を感じながのら散策 かわいいマガモに会えるかも

小高い丘の「湧水山」から流れる水が「カムリの池」を通って「泉ヶ池」へと流れてきますが、これが泉ヶ岳から七北田川へと流れるイメージを表現しているということで、それを想像しながら、辿ってここまで歩いてくると、また違う雰囲気が味わえます。

「泉ヶ池」の全体に目をやると、水面に映る木々や、アーケード越しに見る景色、そして時折、吹き出す中央の噴水とのコラボなど、季節に応じて違う色や情景が映し出され、それを発見したときは、少しうれしくなり、これも心和む瞬間の一つです。

そして、この公園のもう一つのおすすめは、主に泉ヶ池を住処として泳いでいるマガモたちです。このマガモたちの泳ぐ姿は、この公園の魅力の一つとなっています。

年々増えている気がしますが、たまたま産まれてまもない子マガモたちが、必死に母マガモについて泳いでいる姿に遭遇したときは、そのかわいさにくぎ付けになります。
(もし、あなたもその姿に遭遇したときは、たぶんその雛たちの成長が気になって、観察し続けたくなりますよ)

1週間もたつともう一丁前で、どんどん母親と離れて泳ぎ回っています。マガモたちは、ある程度成長すると、池から堤防を横断して、七北田川にわたり、川の中で白鳥と一緒に泳いだり、藻を食べたりします。
そこの七北田川までたどり着くには、ちょっとした冒険です。
木々の下をくぐり、堤防を渡り、川までたどり着くには、高く茂った藪があります。
(蛇や野良猫などの天敵が潜んでいるので、無事にたどり着くまで心配)
自然の鼓動を感じる公園

公園と接している七北田川は、平日は静かな川の流れに目を細めますが、休日は、堤防の一部が石積みで平らになっており、バーベキューでにぎわっています。
(公園に接する川面には、住み着いた一羽の白鳥とマガモたちが、仲良く泳いでる姿が見られるかも・・・?)

どこの街でも、そこに馴染んだ公園はありますが、七北田公園には他の公園とは少し違う、自然の鼓動が感じられる気がします。
近くなのになかなか足が向かない、普段何気なく通り過ぎている、そんなみなさんぜひ、少し足を延ばして七北田公園を覗いてみてください。
仙台駅から地下鉄南北線で約20分、終点の泉中央駅から歩いて5分ほどで七北田公園につきます。
マガモを見ながら、ほんの少しゆっくりした時を過ごすのもいいかもしれませんよ。
七北田公園
住所:宮城県仙台市泉区七北田字赤生津外
アクセス:仙台市営地下鉄南北線「泉中央駅」から徒歩約5分
電話番号:
七北田公園都市緑化ホール/022-375-9911
七北田公園体育館/022-375-9914
七北田公園管理事務所/022-375-4704
駐車場:あり
駐車場は、普通・軽自動車合わせて合計180台が駐車可能
入庫可能時間は、6:00-21:30まで
最初の3時間まで1時間:100円、それ以降は1時間につき、150円