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2025年4月5日。仙台市科学館がついに全面リニューアルオープンしました!
のべ1年半にわたり改修工事され生まれ変わった「HOKUSHU 仙台市科学館」。
気になるリニューアルオープン当日に伺ったので、さっそくご紹介します!
新たな愛称「HOKUSHU」を掲げた最新の科学館へ
青葉区台原森林公園の中に建つ仙台市科学館。2025年4月1日、愛称を「HOKUSHU仙台市科学館」に変えて再スタートしました。

ワクワクしながら入館。まずは入館券売り場でチケットを購入します。
総合案内の空間で存在感を放っていたのは恐竜の骨格模型。ライトアップも相まって迫力がありました。

さらにその頭上に目を向けると…

天井に主翼の長さ約32mもある、人力飛行機が吊り上げられています!
「人間鳥コンテスト」で優勝した、東北大学の学生サークルの機体を再現したものだそうです。
飛行距離や滞空時間を競う「人間鳥コンテスト」。優勝に向けた学生サークルの皆さんの努力が動画で紹介されていて、ついつい見入ってしまいました。
「どれぐらい飛ぶのだろう…?」と思い見ていると、なんとその距離約36km!「そんなに飛ぶんだ!」と驚いたのはきっと私だけではないはず。
大震災があった2011年には大会中のトラブルにも負けずに優勝を果たし、多くの人に感動を与えたそうです。
カラフルに広がる知的冒険!3階ワンダーサイエンスルーム
さっそく3階の展示室「生活と科学~ワンダーサイエンスルーム~」のエリアへ!
広々とした空間には、カラフルに色分けされたブースが部屋の奥まで続いており、多くの人で賑わっていました。

7つに分かれた各ゾーンでは、テーマ毎にさまざまな体験ができます。
ZONE1の「チャレンジ・ラボ」では、科学の魅力を教えてくれるサイエンスショーやワークショップがおこなわれていました。

ちょうど工作の案内が始まったので参加してみました!

係りのスタッフさんが優しく教えてくれるので、小さなお子さんも安心して取り組めますよ。
くるくると棒をてのひらで回すと、目の錯覚で2つの絵が合体して見える、こんな制作物が完成しました♪(写真は3種類の工作です)

時間によって参加できる内容が異なるので、気になる回に合わせて来てみるのもいいですね。
他にも、大きなシャボン玉に入れるコーナーも。

ドキドキ感が味わえました♪
ZONE2は「自然と災害」。地震をはじめとした、近年どこでも起こり得る自然災害や、台風、竜巻などの自然現象を学ぶことができます。

「防災チャレンジクイズ」には頭だけではなく体も動かして楽しく防災意識を高められるような工夫も。
多くの人が並んでいたのは、地震体験シアター「グラリくん」。震度3〜震度5強の揺れの違いや、過去の震災の揺れを体験できるとあって、注目が集まっていました。
ZONE3は「自分のふしぎ」。自分の身体を再発見できる面白い装置が沢山ありました。

自分を客観的に見て感じられるさまざまな装置に、みな興味津々でとても賑わっていました。
ZONE4「ワンダータワー」。運動に関わる様々な原理や仕組みを学ぶことができるゾーンです。

3m程ある巨大なタワーをよくよく見ると、オレンジ色のボールがいくつも運ばれていて、その動力になっているのは、下の方にあるハンドルでした。
くるくるとハンドルを回すと、歯車が動いてボールを持ち上げて運んだり、押し出して転がしたりと働いています。
ZONE5「乗り物ガレージ」では、身近な乗り物の構造や仕組みについて学ぶことができます。

本物の飛行機やフォーミュラカーに搭乗できるとあって、子どもたちは大はしゃぎです。
もうひとつ長い列ができていた体験コーナーは、地下鉄の運転シュミレーター。
無事に停車できるか運転体験ができるようで、沢山の小さな運転士さんたちが頑張っていました♪
ZONE6「感覚のふしぎ」では、視覚や聴覚など人の感覚のふしぎを体験できるとあって、大人も見入ってしまう空間。

鏡と自分が続いて見える合わせ鏡や、場所により体の大きさが変化して見える「エイムズの部屋」も人気で、何度も試してみたくなるものばかりでした。
ZONE7「連携ラボ」は、宮城県で行われている先端の科学や研究を体験しながら楽しく学べるエリア。

これからの宮城・仙台の発展に期待が膨らみました!
もっと深く!4階で出会う“科学の探究”と“宮城の自然”
3階エリアよりも先に、2024年4月にリニューアルオープンしていた4階エリア。こちらも興味をそそられる展示がされています。
「科学の探究」には、大掛かりな装置がたくさん!

一際目を引く「運動と力」の巨大な振り子。操作盤を動かして操ることができます。

エリアの中央には、これまた巨大な元素記号の周期表。
マグネシウム、カルシウム、銅など、実際の物質を比べて見ることができるのでとても興味深く、気が付くと私もしばらく眺めていました。

エリア全体が「科学の探求」というテーマではありますが、小さなお子さんでも分かりやすいように体験できる工夫も沢山あるので、楽しみながら見学ができますよ!
そして、4階にはもう1つ「宮城・仙台の自然」という展示室も。
このエリアは、改装前から圧倒されるほどの迫力満点の展示でしたが、さらにパワーアップしていました。
歩みを進めると見えてくるのが、こちら!

迫力満点のマンモスの骨格標本!小さなお子さんは驚いて泣いてしまう程のインパクトです。

人と比べると、模型スケールの大きさが際立ちますね!

格子状に組まれたこのコーナーでは、草木やキノコ、昆虫や鳥などの動物の標本がズラッと並んでいます。豆知識やクイズもあって、博識になれそうです。
一番興味を惹かれたのは「広瀬川スカイアドベンチャー」という映像体験。

山地や丘陵地、沿岸部がジオラマで再現されているのですが、広瀬川の下流から上流に向かって、映像でスピーディーに駆け抜けます。
躍動感のある映像に加えて、音と風も加わるので、まるで鳥になって飛んでいるかのよう!

映像は何パターンもあるため、時間が許すならしばらくここで無心で羽ばたきたいなぁ〜
と思わせてくれる、ワクワクがおさまらないステキなエリアでした。
足元には、広瀬川の流れが辿れるマップが広がっています。

辿っていくだけで散策気分も味わえますよ♪
学びも遊びも満喫できる憩いの場「HOKUSHU仙台市科学館」
集中して展示物を見たり体験して遊んでいると、あっという間に2時間も3時間も過ぎていて、びっくり!
小腹がすいたら、レストランもあるので一服いかがでしょうか♪

エントランス近くには売店もあり、ミュージアムグッズや実験キットを購入できるので、自宅に帰っても引き続き「科学」を楽しめます!

来館の記念には、スタンプロボットから記念スタンプがもらえます。

用紙を差し込むとロボットがきれいに押してくれました♪
全面リニューアルオープンした「HOKUSHU仙台市科学館」。みなさんもぜひ、科学の世界を体感しに訪ねてみてはいかがでしょうか。
HOKUSHU仙台市科学館
住所:宮城県仙台市青葉区台原森林公園4番1号
アクセス:仙台市地下鉄南北線「旭ヶ丘駅」から徒歩約5分
連絡先:022-276-2201
営業時間:9:00-16:45(入館は16:00まで)
定休日:月曜日(休日を除く)
休日の翌日(土・日・休日・10月の第2月曜の翌日を除く)
第4木曜日(休日・12月を除く)
12月28日~1月4日
※このほか、臨時に開館・休館する場合あり
駐車場:あり(約200台分)
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