息子が小学校に入学し、仙台市からブルーベリーの木を記念樹としていただきました。
ブルーベリーは、なかなか上手に育てて実を収穫できないため、図書館で何か情報を得ようと思い「宮城県図書館」に足を運びました。
仙台市泉区北部と言えば、泉パークタウンやアウトレット、ロイヤルパークホテルなどのおしゃれなエリアとして有名ですが、その一角にある宮城県図書館は、おしゃれな空間の中で知的欲求を満足させてくれる、自慢のスポットです。
緑に包まれた高台に建つこの図書館。
このステキな建物は、京都駅ビルや札幌ドームを手がけた有名な建築家、原広司(はら ひろし)氏が手がけました。
県道大衡仙台線を北上し、「泉パークタウン入口」交差点から約2km先の左手にあります。

圧倒的な蔵書数とおしゃれな館内
この図書館の自慢は、スタッフの方も熱心に教えてくださったのですが、蔵書数の多さです。
約200万点もの資料が収蔵されており、学術書から郷土資料、児童書に至るまで幅広いジャンルをカバーしています。ビジネス利用者向けの専門書も充実しており、調べ物や勉強にも最適です。


宮城県図書館ならではの地元資料室

宮城県図書館の魅力は、地域資料が充実している点です。

宮城県内の歴史や文化に関する郷土資料が豊富に揃っているので、地元の研究者や郷土史に興味のある方にはまさに宝の山。
古地図や古文書も閲覧可能で、タイムスリップしたような感覚になります。
遺跡地図もあります。家の近所の気になるものがある時は、ここで情報を得ることができます。
思わぬ発見があるかもしれません。

思春期の子どもたちにも寄り添う
中学生から高校生向けの書籍をまとめたコーナーもあり、子どもたちの心の成長に本で寄り添っています。

震災の記録を展示
震災関連の記録も充実しており、宮城県図書館としての使命を果たしています。
津波の浸水エリアなどの航空写真もあり、身が引き締まる思いでした。

雑誌コーナーでは果樹栽培特集

ブルーベリーの育て方を知りたかった私のためでしょうか?
なんと、雑誌コーナーでは、ブルーベリーの育て方がちょうど展示されていました!
しっかり読んで大きな実を収穫したいと思います!
館内にはラウンジが
図書館で長く時間を過ごす方向けに、自販機などが設置されたラウンジがあります。
中に入ると、美しい新緑の中にいるような感覚。図書館というより、北欧のホテルのロビーのようです。

子どもが大喜び!宇宙船のような外観の「こども図書室」

子育て世代におすすめしたいのが、2階にあるこども図書室。
家で買うことを控えてしまうような、大型本が充実しています。

明るくカラフルな内装に、木材をふんだんに使い、親しみやすい雰囲気です。
絵本や読み聞かせスペースが揃っており、自然光がたっぷり差し込む大きな窓。
まるで公園の中にいるようで、小さなお子さんでもあきずに楽しめます。

読み聞かせイベントや親子ワークショップも定期的に開催されていて、親子のふれあいの場としても人気です。
小さな頃から「本が身近な存在になる」体験ができるのは、何よりの財産ですね。
我が家もたくさんお世話になりました。
動画や音楽も楽しめます
たくさんのCDやDVDだけではなく、この日は昭和歌謡のブースがあり、森高千里さん、荒井由美さんのCDなどが並んでいました。

クラッシック音楽や歴史の動画など、さまざまな種類のメディアが貸出可能です。

季節ごとの展示が開催
不定期で展示が行われ、来館者が常に楽しめる工夫がされています。
5月3日に取材した時は「こどもの日」が近いため、子どもの本の展示が行われていました。
たくさんの人が、足を止めて子どもの本を手に取っていました。

その他には、館内にある、とてもおしゃれなカフェでひと休みすることもできます。
朝9時半からモーニング、11時半からランチも楽しめます。
ステキな森の中にいるような空間で、本の世界にふれあいながら、静かにコーヒーやお食事を楽しめるので、おすすめです。
宮城県図書館は、観光地のような派手さはありませんが、「心を深く満たしてくれる時間」を手に入れることができます。
休日に一人で、あるいは家族と一緒に。宮城県図書館で、静かで豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
宮城県図書館
住所:宮城県仙台市泉区紫山1丁目1−1
アクセス(公共交通機関):泉中央駅から宮城交通バスで約25分「宮城県図書館前」降車 徒歩5分。
アクセス(自家用車) :泉インターチェンジから車で約15分
駐車場 :あり
電話番号:022-377-8441(代表)
営業時間:火曜日~土曜日 9:00-19:00 ※子ども図書室・展示室は17時まで
日曜日・祝日 9:00-17:00